横浜JAZZ協会は、横浜のジャズ界で第一人者として活躍した柴田浩一さんのメモリアル・コンサート「中村誠一&紗理 THE STOMPERS」を6月4日に横浜関内ホール(横浜市中区住吉町4)で開催する。柴田浩一さんは、1946年横浜生まれ。2020年3月31日に食道癌のため、横浜市内の病院で亡くなった。横濱ジャズプロムナードのプロデューサー、横浜JAZZ協会顧問、NHK横浜放送局「FMサウンドクルーズ」パーソナリティなどを務めた。1964年に初来日のデューク・エリントンのコンサートに行き衝撃を受け、生涯、エリントンの研究やレコード収集を続けた。学生時代は、日本大学に初のジャズ研究会を設立し初代会長に就任。横浜野毛町の伝説のジャズ喫茶「ちぐさ」のカウンターに入りジャズを聴いていた。野毛大道芸で行われていた「野毛大道芝居」では1996年の第2回に役者として参加。第7回から最後の第11回までは芝居の脚本を担当した。芝居には、評論家の平岡正明さん、作家の荻野アンナさん、前衛芸術家の秋山祐徳太子さん、元横浜市長の高秀秀信さん、中田宏さんなど、野毛ゆかりの文化人が参加した。その他、相模湖ジャズ・ホリデーの企画・立案や、朝日カルチャー・スクール講座などの多数のジャズ講座の講師も務めた。著書に「デューク・エリントン」(愛育社)、「ビッグバンド大辞典」(同)、共著に「日本のジャズは横浜から始まった」など。(撮影:森日出夫)
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横浜JAZZ協会は、横浜のジャズ界の第一人者として活躍した柴田浩一さんのメモリアル・コンサート「中村誠一&紗理 THE STOMPERS」を、6月4日に横浜関内ホール(横浜市中区住吉町4)で開催する。