横浜清陵高校（横浜市南区清水ケ丘）の3年生の葛川あかりさんが、廃棄傘をアップサイクルする取り組みを4月から実施している。同校ではNPO法人未来をつかむスタディーズと協働して探究学習の授業を実施、3年次の探究ゼミでは「自分の興味関心があることと社会課題の解決につながることを掛け合わせる」という課題を設定している。葛川さんは自身の趣味でもあるものづくりと環境問題を掛け合わせることで、廃棄予定のビニ ール傘をアップサイクルするプロジェクトを考えたという。破損などで廃棄予定のビニール傘を回収し、ポーチやブックカバーなどに作り変える。葛川さんは「作品を見てもらい、環境問題に対してこのような取り組み方があることを知ってもらいたい。環境に優しい素材でものづくりをする人が増えれば」と意欲を見せる。作品は今後、コワーキングスペースなどでの展示を計画している。