横浜市青葉区に「コーゾー・コーポレーション」(横浜市青葉区新石川3)を設立し「菅沼孝三ドラム道場」構えていたドラマーの菅沼孝三さんが、8日、大腸がんのため死去した。62歳だった。菅沼さんは8歳でドラムを始め、15歳でプロデビュー、「手数王」の異名を持つ。1998年から横浜に会社を構えており、2005年にパシフィコ横浜開催の「Zildian Day 2005」にサイモン・フィリップスさんと弟子の坂東慧さんと共に出演したり、トゥロッシュ(西区戸部本町)のカエル型電子楽器「コケロミン」へのドラム音源提供をしたりしていた。娘でドラマーのSATOKOさんは自身のウェブサイトで、昨年6月からステージ4の大腸がんで余命宣告を受けていたことや、死の1カ月前までステージに立ち、数時間前までビートを刻んでいたことを明かし、「家族に囲まれ、大切に見守られながら、笑顔で宇宙へと旅立っていきました」と綴っている。また、「一般の方の参列はお通夜のみとさせて頂き、通夜振る舞い等食事の儀は執り行いませんので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。告別式は家族のみで執り行う予定です」と知らせている。通夜は1月11日19時から公益社たまプラーザ(青葉区美しが丘)で執り行う。