横浜赤レンガ倉庫1号館（横浜市中区新港）で、横浜の港町をモチーフとしたオリジナルアニメーション短編「ハーバーテイル」の完成から10年を記念する展覧会「ハーバーテイルのすべて展」が開催されている。横浜を拠点に活動するアニメーションスタジオ「I.TOON」（代表：伊藤有壱）の制作による、コマ撮りとCGを組み合わせたネオクラフトアニメーション「ハーバーテイル」は、横浜赤レンガ倉庫で2011年10月に初めてプレミア上映された作品。赤煉瓦（レンガ）のカケラが主人公である不思議な物語は、横浜をはじめ世界24カ国で上映された。展覧会は10周年を記念して12月10日に出版されたDVD付き書籍「ハーバーテイルのすべて ーTHE TALE OF HARBOR TALEー」の出版記念として開催。第1作「ハーバーテイル ーHARBOR TALEー」、第2作「ブルーアイズインハーバーテイルーBlue Eyes in HARBOR TALEー」、番外作「ヨコハマテイル ーYOKOHAMA TALEー」の企画から完成に至るまでをパペットを含めた人形、美術セット、絵コンテなどの資料展示などにより振り返る内容。膨大な撮影素材の中からその魅力を抽出して再構成した作品を公開している。12月12日まで。