総合車両製作所（横浜市金沢区大川３）は、東急電鉄5000系（初代、通称「青ガエル」）の先頭車両を同社横浜事業所（横浜市金沢区大川3）で復原保存する。車両は同社の前身である東急車輌製造が1954年から1959年まで105両製造した。当時の技術としては画期的な、航空機由来の張殻構造（超軽量モノコック構造）と直角カルダン駆動台車方式により初めて量産化した鉄道車両。軽量化により車両重量が1両あたり約1トン軽くなり、その後の新幹線車両に至る日本の鉄道車両の軽量化の先駆けとなった。製造後70年近い時を経て、生まれ故郷に里帰りを果たす。車両は1997年に廃車となり、現在、長野県内にある。今年から来年にかけて移送、復原する。