ドイツの自動車部品の開発・製造・販売会社のボッシュの日本法人「ボッシュ」(東京都渋谷区)は4月3日、都筑区に建設中の新社屋(都筑区中川中央1)の完成に伴い、渋谷から本社を移転し、5月27日から新本社で業務を開始すると発表した。同社は、東京・横浜エリアに点在している事業部やグループ企業に在籍する約2,000人の従業員を新本社に集約する。研究開発機能を備えた新本社と、約2kmの距離にある既存の研究開発施設にボッシュ・グループ全体の4割以上の従業員が集約される。拠点の集約により、事業部やグループ企業間のさらなる協業や連携を進めて国内の開発体制を強化し、多様化する日本の顧客ニーズにより迅速に対応していくという。新本社1階にはカフェ「cafe 1886 at Bosch」や貸し会議室などが併設される。敷地内に建設中の都筑区民文化センター(愛称:ボッシュ ホール)は2024年9月に完成し、2025年3月末までにオープンする予定。ボッシュは1911(明治44)年に、横浜で日本の事業をスタート。1990(平成2)年に都筑区に大型の研究開発施設を設立している。