近年、防災意識の高まりとともに注目されている「防災キャンプ」。キャンプ用品が防災に役立つと考える人は多いものの、“サバイバル寄りで日常生活に取り入れにくい” と感じている人が多いように見受けられます。
こうした中、合同会社CAMMOC(キャンモック)は、神奈川県相模原市の「FUN+TECH LABO」で開催された、日常と防災を無理なくつなぐ体験イベント(主催:相模原市イノベーション創出促進拠点運営事業)に講師として登壇。
親子連れを中心とした参加者が集まり、普段使っている道具や考え方の延長に、非常時への備えがあることを、裏技的なコツやアイデアを交えながらお伝えしました。
イベント参加者の皆さま(※顔出し許可済の方のみ)と記念撮影
参加型・実践型の構成で“自分ごと”に落とし込む防災体験
一般的な防災講座が座学中心である中、CAMMOCが講師を務めた本イベントでは、「体験」を通じて防災を自分ごととして捉える構成が大きな特徴です。
カードワークによるディスカッションや、日常生活の延長でできる防災アイデアの共有、さらに水漬けパスタの調理体験など、親子で実際に「手を動かす」時間を大切にしました。
参加者からは “難しそう”、“自分には無理そう” といった声ではなく、“やってみたい!”、“家でも試してみたい!” といった前向きな反応が自然とあふれ、会場全体にポジティブな空気が広がっていました。
グループに分かれてディスカッション
“キャンプ”と“もしも”のカードワーク
水漬けパスタの調理体験
水漬けパスタ、常温保存豆腐の実食
最後は「今日の学びをこれからの暮らしにどう活かすか」を考えるワークも実施。防災と日常が自然につながっていく、小さな第一歩を踏み出すきっかけを、参加者一人ひとりが感じられるプログラムとなりました。
会場内にテントや簡易トイレをディスプレイ
親子でディスカッション
グループ発表
会場全体の様子
【詳細】
キャンプ×防災で備える力をはぐくむ「はじめてみよう!防災キャンプ」開催レポート
?https://funq.jp/randonnee/article/1006397/
なお、CAMMOCは2022年6月より、アウトドア雑誌『ランドネ』(ADDIX発行)にて「キャンプしてたら防災できた!」を毎月連載中。今回の講座は、誌面で紹介してきたアイデアや学びを、実際に体験できるリアルイベントとして開催したものです。
?https://funq.jp/randonnee/cammoc_ra/
主催者インタビュー
左から:JR東海(滝澤様、櫻井様)ADDIX(深江様)
左から:CAMMOC三沢真実(代表)、内舘綾子