プレスリリース

青森県藤崎町の「アクアポニックス事業」導入アドバイザーに採択されました

リリース発行企業:株式会社アクポニ

情報提供:

「アクアポニックスで人と地球をHAPPYに」をビジョンに掲げ、循環型ビジネスの提案を行う株式会社アクポニ(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:濱田健吾)は、青森県藤崎町が2026年度から開始する、水耕栽培と魚の飼育を両立した農法「アクアポニックス」事業の導入アドバイザーに採択されました。

 本件は、旧弘前実業高校藤崎校舎(現産業文化交流施設「リンゴカ」)を利活用し、農業・教育・観光・地域連携など多面的な機能を有する複合施設「アクアポニックスタウン」の構想に基づき実施されます。アクアポニックスを自治体で導入するのは、県内では初となります。




アクアポニックスとは

連携の経緯と目的

青森県藤崎町(以下、藤崎町)では、2019年3月末に閉校した旧弘前実業高等学校藤崎校舎(以下「旧藤崎校舎」)を将来的に同町で利活用するために、2020年11月に「旧弘前実業高等学校藤崎校舎利活用基本計画」を策定し、廃校舎をリノベーションしてアクアポニックスを導入するプロジェクトの実現可能性を検討していました。

当社は、2023年9月に藤崎町が公募した「アクアポニックス農業ブランディング販路開拓等プラン作成業務」を受注し、藤崎町役場の経営戦略課、地元企業や農業従事者と意見交換を行いながら、アクアポニックスを活用した事業案をまとめ、2024年3月に企画書を提出しました。また、同年8月には同町と「アクアポニックス導入アドバイザリー」契約を締結し、農福連携事業を活用したアクアポニックスの運営について、アドバイザーとして企画提案を行い、事業推進へ向けて取り組んできました。

本件は、旧藤崎校舎の未利用地やガラス温室、果樹貯蔵庫を有効活用しつつ、養殖と水耕栽培を掛け合わせた資源循環型のアクアポニックス農法を基軸として、将来の担い手となる子どもを含めた多世代に対して第一次産業に対するリスペクトの心を育むと共に、新規就農や障がい者雇用、誘客促進などの施策を複合的に実施することで、 様々なSDGsの目標を達成および地域活性化を目指すことを目的としています。

本件については、2025年3月の定例町議会において、2024年度一般会計補正予算案に組み込み可決されたことにより事業化が決定いたしました。なお、本事業は「新しい地方経済・生活環境創生交付金」対象事業として採択されています。


アクアポニックスタウンの運営スキーム(予定)

今後の予定

藤崎町では、アクアポニックスの持つ価値と藤崎町のリソースを活かし、町の名産品や農福連携と組み合わせた事業を推進するため、2025年度中に複合施設「アクアポニックスタウン」を整備し、2026年度内の事業開始を目指す予定です。

当社では、今後も持続可能な社会の実現を目指し、自治体と連携したアクアポニックス推進を強化していきます。サーキュラーシティの実現や資源循環促進を目指す、全国の自治体からのお問い合わせをお待ちしております。

各代表からのコメント

株式会社アクポニ 代表取締役 濱田健吾のコメント
地域の未利用施設や資源を活用したアクアポニックスの展開は、持続可能な地域モデルの構築につながります。特に、子どもたちを含めた多世代への教育的価値や、新規就農者・障がい者の雇用創出、地域への誘客といった点において、アクアポニックスの持つ循環の仕組み、そしてフレッシュな生産物を使用したフードやマルシェは大きな魅力となるでしょう。

藤崎町の教育・農業・福祉に対する柔軟で前向きな姿勢は、本事業を推進する大きな力となっています。私たちが創業以来蓄積してきたアクアポニックスの知識と技術を通じて、地域の課題解決と未来の担い手育成の両立に向け、着実に歩みを進めてまいります。
青森県藤崎町 平田博幸 町長のコメント
藤崎町が目指すアクアポニックスタウンは、SDGsの理念に基づく資源循環型農業であるアクアポニックス農法を通じて、すべての世代、特に子どもたちが、地球環境の保全や食の大切さを体感することで、SDGsの推進に責任を持って取り組み、将来にわたって持続可能な藤崎町を創生することを基本コンセプトとしています。

今回の整備事業では、アクアポニックス農園のほか、農園で収穫した農産物を食体験できるカフェや、緑地公園を整備する予定です。
これらを学校教育に活用することで、子どもたちに、第一次産業に気軽に触れる機会や食体験の場を提供し、また、障がい者の方と共に運営する「農福連携」による障がい者の生きがい創出、周辺施設と連携した周遊滞在型の観光コンテンツの提供などにより、新たな賑わいを創出する拠点として機能することを期待し、事業に取り組んでまいります。

循環型農業「アクアポニックス」について

アクアポニックスとは、水耕栽培と水産養殖を掛け合わせた無農薬・無化学肥料・無除草剤の循環型農業です。魚・微生物・植物の三者が生態系をつくりバランスよく循環する、生産性と環境配慮の両立ができる農業として、その可能性に世界が注目しています。土耕農法と比較して同面積で約7倍の収量となる高い生産性と、約80%以上の節水、ライフサイクルアセスメントによる環境負荷の低さが特徴です。アクアポニックスの生産物にはUSDA(アメリカの有機認証)取得が認められており、少ない手間で安心・安全な野菜と魚を育成することができます。


アクアポニックスの循環の仕組み

株式会社アクポニについて

「アクアポニックスで人と地球をHAPPYに。」をビジョンに掲げるアクアポニックス専門企業です。よりよい形で資源が循環する社会を目指し、生産者と共に食の生産流通を変革するためのサービス・製品開発を行っています。

所在地:〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
設立:2014年4月2日
代表取締役:濱田健吾
事業概要:
・アクアポニックス農場の導入支援/運用支援
・アクアポニックス・アカデミー(アクアポニックスを体系的に学べる講座)
・導入支援コンサルテーション(導入計画、品種選定、生産システム選定、設計、業務プロセス作成等)
・生産管理コンサルテーション(スマホアプリ、環境センサー、Webカメラ等を活用した生産支援)
URL:https://aquaponics.co.jp
採用情報:https://aquaponics.co.jp/recruit/

お問い合わせ

株式会社アクポニ
TEL:0466-21-7191
E-mail:info@aquponi.com

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