伊藤忠都市開発株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松 典男、以下「伊藤忠都市開発」)は、神奈川県川崎市幸区にて開発中の分譲マンション「クレヴィア新川崎」に、大建工業株式会社(本社:大阪市北区、社長:億田正則、以下「大建工業」)が開発した、音の反響を抑えて室内の音を聞き取りやすくする「吸音性能」と「消臭性能」「調湿性能」を併せ持つ天井材『クリアトーン12SII』を採用しましたのでお知らせいたします。
マンションの住戸内は、気密性が高く室温を維持しやすい環境である反面、畳や土壁、ふすまなど吸音性に優れた材料に代わり、フローリングやビニルクロスなど音を反射しやすい建材が使われることが多くなったことから、音が響きやすく、また、臭いや湿気もこもりやすい傾向があります。
本件では、室内の快適性を高める施策として、全戸のリビング・ダイニングおよびキッチンの天井に、吸音・消臭・調湿効果のある天井材を標準仕様として採用しました。
伊藤忠グループである伊藤忠都市開発と大建工業は、伊藤忠都市開発が開発する住宅に、大建工業の資材を用いるなど、以前から協働し取り組んできましたが、より一層グループシナジーを発揮すべく、住まいの快適性を高める施策について両社で共同研究を進めてきました。今回の天井材の採用にあたっては、伊藤忠都市開発が販売するマンションの居室を想定し、音環境のシミュレーションを実施。吸音天井の有無による響きの違いを検証するため、通常のクロス仕上げの天井と『クリアトーン12SII』を施工した天井で、音のシミュレート比較をしたところ、『クリアトーン12SII』を施工した天井の方が、テレビの音や話し声が聞き取りやすくなり、音の反射が抑えられるという結果を踏まえ、採用に至りました。
今後も、伊藤忠都市開発および大建工業は、グループ企業として連携しながら、より付加価値の高い快適な住まいづくりを追求してまいります。
※天井材『クリアトーン 12SII』を設置するのはリビング・ダイニング、キッチンの天井です。
<クリアトーンの特徴>
【ダイロートン健康快適天井材「クリアトーン12SII」】
表面に数多くの吸音穴を持つ多孔質な天井材です。表面の無数の穴から入った音を内部の細かい繊維との摩擦により減衰、吸収することで残響を抑え、生活音を心地よく整えます。原材料は製鉄時の副産物であるスラグを繊維状に加工した鉱物質繊維板のため、鉱物本来の防火性能に加え、未利用資源の有効活用にも繋がっています。
■「クレヴィア新川崎」物件概要
「クレヴィア新川崎」外観完成予想CG
- 参考: 分譲マンション 「クレヴィア新川崎」に関するプレスリリース
https://ipd.co.jp/info/news_files/416_tmp_482.pdf